HIFU治療の歴史

HIFUとは高集束超音波(High Intencity Focused Ultrasound)の意味です。

最近になって超音波を一点に集めて照射する事により、体外から体内の一点を80~90℃に加温する技術が開発されました。

この技術により、ハイパーサーミアより高温でがん細胞を死滅させる焼妁療法(しょうしゃく療法=アブレーション)という治療が可能になりました。

上のグラフは沸騰とキャビテーションについて示したものです。1気圧で沸騰する水は、超音波の音圧変化で急激な減圧が起こると 0.025気圧では20℃で 沸騰(これがCavitation)するらしいのです。

HIFU装置

MRI画像を治療ガイドにするイスラエル製のHIFUです。 集束超音波手術 FUS(Focused Ultrasound Sergery)と呼ばれる事もあります。 MRI画像が綺麗で高い水準の治療が可能です。 反面、動きのある臓器への治療は難しく子宮筋腫や乳がんの治療をする施設が増えています。

超音波画像で治療をする中国製のHIFUです。 重慶の会社が開発した装置で社長は以前、国家開発に携わっていた医師であるため、臨床的な細かい配慮がされており、中国では最も一般的なHIFU装置です。