HIFUの癌にたいする効果

HIFUは超音波で治療をする為、超音波が通らない部位は理論的に治療が不可能です。

超音波検査で確認できる腫瘍であれば、治療の可能性があります。

また超音波は空気で反射してしまう性質を持つため、肺などの含気臓器、腸管などの管腔臓器にも適応がありません。

皮膚面に近い腫瘍なども皮膚の火傷の危険が高くなるので注意が必要です。

現時点での適応例は、乳がん、子宮筋腫、原発性及び転移性の肝臓がん、腎臓がん、骨転移などが主です。

転移性腫瘍の場合は、根治治療というより病勢コントロールの意義での治療となります。